長野市および近郊エリアでは、これから本格的な雪の季節に入ります。
塗装工事が難しくなる時期ではありますが、その一方で冬だからこそ増えるご相談があります。
今回は、冬の時期に現地調査へ伺った際、実際に多かった相談内容をいくつかご紹介します。
「工事をする・しない」以前に、皆さまがどんな点を不安に感じているのか、現場目線でお伝えします。
相談事例①「この冬、外壁は持ちますか?」
冬の現地調査で最も多いのが、この質問です。
「今年は工事ができないとして、この冬を越せる状態なのか知りたい」
「雪や凍結で、急に悪くならないか心配」
このようなご相談を多くいただきます。
長野市周辺では、
・日中に溶けた雪が夜に凍る
・寒暖差が大きい
・北面に湿気が残りやすい
といった条件が重なり、外壁やコーキングに負担がかかりやすい環境です。
現地調査では、
・ひび割れの有無
・塗膜の剥がれ
・コーキングの痩せや硬化
を確認し、**「今すぐ危険な状態か」「冬を越すだけなら問題ないか」**をお伝えします。
「今年は様子見でも大丈夫ですね」とお伝えするケースも、決して少なくありません。
相談事例②「春まで待つと、費用は高くなりますか?」
こちらも非常によく聞かれる質問です。
結論から言うと、劣化が進行すれば、補修費用が増える可能性はあります。
特に冬の間に進みやすいのが、
・細かなひび割れの拡大
・コーキングの切れ
・水分の侵入による下地への影響
現地調査では、
「今の状態で春まで待った場合、どこが心配か」
「補修が増えそうなポイントはあるか」
を具体的にお伝えします。
そのうえで、
・今年は見送る
・春にすぐ工事をする
・補修だけ先に行う
といった選択肢を一緒に整理していきます。
相談事例③「見積りを取ったら、断りづらくなりませんか?」
冬の時期は、特にこの不安を口にされる方が多い印象です。
「調査だけお願いしたい」
「まだ工事するか決めていない」
このような状態でご相談いただくのは、まったく問題ありません。
冬の現地調査は、工事を前提にするものではなく、判断材料をそろえるためのものと考えていただく方が自然です。
実際、
・見積りだけ取って春まで検討
・今年は見送って翌年に再検討
という方も多くいらっしゃいます。
相談事例④「屋根は雪があっても見てもらえますか?」
冬ならではのご質問です。
正直にお伝えすると、屋根に雪が積もっている場合、詳細な確認ができないこともあります。
ただし、
・外から見える範囲
・軒先や破風の状態
・過去の施工履歴
などから、ある程度の判断は可能です。
現地調査では、
「今は分かること」
「雪が解けてから改めて確認した方が良いこと」
をはっきり分けてご説明しています。
分からないことを無理に断定しない、という点も大切にしています。
相談事例⑤「春に工事するなら、今は何を決めておけばいい?」
冬の現地調査では、
「春に工事をするとしたら、今のうちに何をしておくべきか」
という相談も多くなります。
この時期に決めておくと楽になるのは、
・劣化状況の把握
・工事の必要性
・おおよその予算感
色や細かな仕様については、春に改めて検討する方も多く、すべてを決めきる必要はありません。
まずは、「やるか・やらないかを判断できる材料をそろえる」これが冬の現地調査の大きな役割です。
相談事例⑥「ご近所も工事していないけど、うちは大丈夫?」
冬の現地調査で意外と多いのが、周囲との比較に関するご相談です。
「近所ではまだ塗装している家が少ないけれど、うちは急いだ方がいいですか?」
「周りがやっていないから、まだ大丈夫だと思っていて…」
外壁の劣化は、築年数だけで決まるものではありません。
建物の向きや日当たり、風の通り方、周囲の環境によって進行具合は大きく変わります。
現地調査では、
・北面や日陰部分の状態
・風雪を受けやすい面
・湿気がこもりやすい箇所
を中心に確認し、周囲と比べてどうかではなく、その家ごとの状態をお伝えしています。
相談事例⑦「今は困っていないけど、本当に塗装は必要?」
こちらも冬場によくあるご相談です。
「見た目はそこまで悪くない」
「雨漏りしているわけでもない」
そうした状態でも、内部では劣化が進んでいるケースがあります。
特に、コーキングの劣化や塗膜の防水性能低下は、外からは分かりにくいものです。
現地調査では、
・今すぐ塗装が必要か
・まだ数年様子を見られるか
を分けてご説明します。
“今やらなくていい”と判断することも、立派な調査結果だと考えています。
相談事例⑧「冬に調査して、春まで放置しても大丈夫?」
冬のうちに現地調査を行ったあと、
「春まで何もしなくて問題ないですか?」
と聞かれることも多くあります。
建物の状態によって答えは異なりますが、
・軽度の劣化
・防水性がまだ保たれている
と判断できる場合は、春まで様子を見るケースも少なくありません。
その際は、
「春までに気をつけて見てほしいポイント」
「異変があった場合のサイン」
もあわせてお伝えしています。
冬の現地調査で、実際に工事を見送ったケース
冬の現地調査では、すべてのケースで「すぐ工事をしましょう」という判断になるわけではありません。
実際に、調査の結果として今回は工事を見送ったケースも多くあります。
あるお住まいでは、外壁表面に多少の色あせは見られたものの、塗膜の防水性やコーキングの状態に大きな問題はありませんでした。
そのため、「今シーズンは無理に工事をせず、来年以降に再検討でも問題ありません」とお伝えしました。
結果として、施主様も「急ぐ必要がないと分かって安心しました」と納得された様子でした。
現地調査の目的は、必ずしも工事につなげることではなく、今の状態を正しく把握することだと考えています。
調査だけで終わったお客様の声(匿名)
冬の現地調査後、今回は工事を行わず、調査のみで終了したお客様から、こんなお声をいただいています。
「正直、何かしら工事を勧められると思っていましたが、今は必要ないと言われてホッとしました。
春まで様子を見ていい理由も説明してもらえたので、安心できました。」
また別のお客様からは、
「今すぐ塗装しなくても大丈夫と分かっただけでも、調査をお願いして良かったです。
何かあれば、また相談しようと思えました。」
といったお声もありました。
冬の現地調査では、
・すぐ工事が必要な場合
・春以降に検討すればよい場合
・今回は見送って問題ない場合
と、さまざまな結果が出ます。
どの結果であっても、「判断できたこと」自体が大きな収穫です。
調査を行うことで、
「やらなければいけない」という不安が、
「どう判断すればいいか分かった」という安心に変わります。
まとめ
今回ご紹介した相談事例や調査結果は、実際に冬の現地調査で多かった内容です。
工事をする・しないに関わらず、まずは住まいの状態を知ることが、後悔しない選択につながります。
今回の内容が、今後塗装工事をご検討されている皆さまにとって、判断材料のひとつとしてお役立ていただけましたら幸いです。
無料見積もりも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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